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建物の歴史と由来

東京・青山の閑静な住宅街に佇む洋館
- 文明開化の流れのなか、大正時代には多くの近代建築が建てられました。この洋館もそのうちのひとつで、戦火や天災の歴史を乗り越えて現存する、貴重な有形文化遺産と呼ぶべきものです。ここでは現代建築では見ることができない意匠の数々が見受けられます。
もとは、資産家・千葉直五郎氏が息子と公爵令嬢の結婚祝いに贈った住居用邸宅。千葉家三代目当主にあたる息子・常五郎氏は鉄工所などを経営する事業家でした。 - デザインは、黒川仁三氏と竹中工務店と相談しながら進め、大正7年(1918年)に着工。これに匹敵する建物は、白金の庭園美術館、旧浅香宮邸(昭和8年)しか現存しないと言われています。
1981年会員制クラブとして創業。
開店当時、巷ではノストラダムスの大予言ブームでその内容は1999年に世界は終焉を迎えるというものでした。「この世が本当に終わってしまうのであれば、その日まで楽しく飲み食べて人生を謳歌しようではないか」という気持ちを込め、世紀終焉の年1999を施設名と致しました。
現在、1階はレストラン「ロアラブッシュ」、地下1階はバー「ジャルダンデルテ」、2階・3階は会員制メンバーズフロアとなっております。
独自の建築スタイルを生んだ大正時代

昭和初期頃に撮られた外観写真
その時代に建てられたこの洋館は、まさに大正建築の結晶。自由な気風に満ちた時代の空気の中で呼吸しながら、多彩なゲストたちを迎えてきました。歴史を刻み、時を重ねたこの邸宅には、現代社会に生きる私たちに必要なゆとり、自分と対峙する思索、大切な人との語らいなど、かけがえのない時間が流れているのです。
