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ロアラブッシュと巨匠・エルテ ~世界一の美術館としての横顔

- アールデコの父と呼ばれ、トップアーティストとして約70年にわたり活躍し続けた巨匠・エルテ。
生涯をかけて美しい夢と妄想に満ちた作品を創造し、耽美の世界を築き上げた20世紀を代表する芸術家です。
その希少な作品群は、世界中のコレクターたちに所持されると同時に、ニューヨークのメトロポリタン美術館にも所蔵されていますが、ここロアラブッシュはそのメトロポリタン美術館をしのぐ世界一の作品点数を展示されています。 - エルテの作品を知り尽くした専門のスタッフの手で作品の魅力を引き出すための構成や照明演出がなされています。
エルテの作品は、美をひたすら追求し、観る者に無限のイマジネーションを与え、美と幻想のパワーに満ちあふれています。ここでしか出会うことのできない本物の芸術作品を間近でご鑑賞ください。
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エルテは1892年ロシアのペテルスブルグで生まれました。本名はロマン・ド・ティルトフ。父親ピヨートルはロシア帝国海軍提督で、代々海軍高官という貴族上流階級の家系でした。
父親の期待をかけられた一人息子だったエルテですが、幼い頃から病弱でロシア民話やギリシア神話、『千夜一夜物語』、そして母や姉の読んでいたファッション雑誌やバレエの本にも夢中な少年だったそうです。
20歳のときに、渡仏。
そして、次々とファッションデザインや舞台美術、著名な雑誌に作品を提供します。一躍時代の寵児となり、パリで芸術家としてのデビューを華々しく飾ったのでした。
1915年にはアメリカのファッション雑誌「ハーパース・バザール」の表紙を手がけます。その後「ハーパースバザール」と22年もの間専属契約を結び、エルテは数々のファッション画やイラスト、エッセイを発表していきます。その他にも舞台衣装、舞台美術、アクセサリー、ジュエリーデザインなど、多方面で活躍。生活全般のさまざまなものを手がけました。主に舞台美術や衣装を手がけてきたエルテは、作品として残るものが少なく、日本ではアールデコのアーティストとして、エルテの知名度が低いのはそのせいだと言われています。1970年フランス政府より、芸術文化功労勲爵士の称号を授与。その後ニューヨークでジーグフェルド優秀賞、ユージン・オニール基金賞を受賞。1989年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの名誉博士号を与えられる。98歳まで現役で活躍し、1990年4月21日、パリで97歳の生涯を閉じました。
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エルテが95歳のとき、誕生日を祝う集いがニューヨークのプラザホテルで行われたときの一枚の写真がある。周りを取り巻く多くのカメラマンたち。その右端に、遠慮がちに小さなカメラを持つ男がうつっている。誰もその男に見向きもしないが、その男こそアンディ・ウォーホールである。エルテの偉大さを語る写真だと言われている。
